esportsの競技となっている「格闘ゲーム」とは?
スティックとボタンによる素早く正確なコマンド入力が必要になるので上達への奥が深く、それでいて
「技を多く当てて相手の体力ゲージを無くした方が勝ち」
というシンプルなルールなので、初心者も観ていて分かりやすいという要素も持っています。
アメリカで毎年開催されている“EVO”という世界最大の格闘ゲームトーナメントイベントには、世界各国から多数の出場者が参加しており、2018年度の大会には全ジャンルを合わせて1万人を超える選手が出場しました。
日本産のタイトルも数多く種目として採用されており、世界のトップで活躍する日本人選手も多い、esportsの中でも人気のジャンルです。
コンテンツ
人気格闘ゲームタイトル:鉄拳シリーズ
バンダイナムコが開発している格闘ゲームシリーズで、家庭用のゲームハードを中心に人気を獲得したタイトルです。
バトルシステムとしては2Dで、比較的操作がシンプルな点が特徴です。
ゲームシステム以外の特徴としては、グラフィックの3D化をかなり早い段階で導入していたというキャラクターへの拘りで、人間以外にもパンダやクマが登場するタイトルもあります。
更に、キャラクターに関するシナリオは初代から現在までずっと続いており、ギネス記録にも認定されている長寿タイトルで、キャラクター個人のファンであるというユーザーも多いタイトルです。
他にも、キャラクターの外見をカスタマイズできる機能など対人戦以外の楽しみも充実しており、現在は最新作の『鉄拳7』が世界大会が実施されるなど、日本国外でも高い人気を集めています。
人気格闘ゲームタイトル:ドラゴンボールシリーズ
バンダイナムコによって開発された大人気漫画『ドラゴンボール』の対戦格闘ゲーム版が『ドラゴンボールファイターズ』です。
対戦画面では2Dですが、漫画やアニメに登場するキャラクターの外見や技がカットインや3Dアニメーションによって忠実に再現されており、原作ファンからの評価も高い作品です。
2D格闘ゲームでありながら、キャラクターによっては空中を自在に移動出来たり、強力な範囲攻撃が出来たりと、原作の要素を取り入れることで他の格闘ゲームとは差別化がなされていて、単純に格闘ゲームとしても奥の深いシステムで人気を集めています。
ゲーム内では、特定のキャラ同士では原作に基づいた演出が入るだけでなく、条件によっては原作とは異なる展開のストーリーが見られるなど、格闘ゲームとしては非常にボリュームのあるタイトルになっています。
人気格闘ゲームタイトル:ギルティギアシリーズ
アークシステムワークスが開発する格闘ゲームシリーズのひとつで、ストリートファイターと共に2D格闘ゲームの2大巨頭とも呼ばれます。特徴としては、アニメ調のキャラクターデザインがそのまま動かせる鮮やかなグラフィックと、派手な演出によって繋がるコンボシステムです。
ファンタジーな世界観なので、登場するキャラクターは特殊な能力を多数持っていて、他の格闘ゲームには無い動きや操作が可能なので、熱烈なファンが存在する一方で、初心者にとっては画面を見ているだけでは何が起こっているか分かりづらいハードルの高いタイトルとも言われていました。
近年は、単純な操作でコンボが繰り出せるシステムなど、対戦面での改良を加えており、多彩なキャラクター独自の演出もあって、軽快な2Dアクションゲームとして華麗なコンボによる派手な対戦を好むユーザーや海外から高い人気を集めているタイトルになっています。
人気格闘ゲームタイトル:ブレイブルー
『ギルティギア』のアークシステムワークスによって開発されているタイトルで、格闘ゲームを遊ばない層にも人気が出るタイトルを目指すというコンセプトの元で、非常にシナリオやキャラクターの掘り下げに力を入れている作品です。
登場したのが比較的新しいこともあって、グラフィック面では格闘ゲーム界でも随一の鮮やかさを誇っています。
開発が同じなので『ギルティギア』に近い要素もありますが、全体的にゆっくりとしたゲームスピードとワンボタンの連打でコンボが繰り出せるようなシステムによって、初心者にとって始めやすいよう工夫されています。
そうした独自のシステムによって、上級者同士の駆け引きも変化しているため、『ギルティギア』とはまた違った層の人気も獲得しているタイトルです。
人気格闘ゲームタイトル:大乱闘スマッシュブラザーズ
『星のカービィ』などを手掛けるHAL研究所によって開発された対戦アクションゲームで、任天堂歴代ハードで人気タイトルとなっています。
特徴としては、その名の通り複数人が入り乱れる乱闘となるシステムで、相手を画面外やステージ下へ吹き飛ばせば勝利、という画期的なシステムで爆発的な人気を誇っています。
使用キャラクターとして任天堂作品以外からも様々なゲームタイトルの登場人物たちが参加しており、それぞれ原作を再現した能力で戦います。
元々は格闘ゲームのアクションを楽しみつつも、アイテムなどの運要素やシンプルなシステムで勝ち負けのシビアさを取り除いたパーティーゲームとして開発されましたが、そのシステムの完成度の高さから、今でも初代から最新作までそれぞれのタイトルでの大会が開かれるほどの人気タイトルとなっています。
格闘ゲームまとめ
eSportsの大会に採用されているゲームのほとんどが日本で作られたゲームですね。昔から日本人は対戦ゲームが好きなので、大会の上位に日本人が入賞するのも納得できますね。
ゲームを仕事に。チャンスをみんなに。eスポーツ選手紹介サービス「ゲーマーズ・ナビ」
URL: https://www.gamers.work/