
今年7月3日に開幕予定で、規模でも賞金総額でも文句なしで過去最大規模のeスポーツ大会・イベントとなる「Esports World Cup 2024」にて開催される「Club Championship」の詳細が発表されました。
— Esports World Cup (@ESWCgg) May 15, 2024
Club Championship 詳細
Club Championshipは各ゲームタイトルそれぞれではなく、タイトルをまたいで「最強のeスポーツチーム」を決定するというイベントです。参加するeスポーツチームの大半は招待制となっており、タイトルをまたいで活躍する世界的に有名なeスポーツチームが多く参加します。以下にClub Championshipに参加するチームをいくつか挙げます。
- Team Liquid
- Team Vitality
- Talon Esports
- Ninjas in Pyjamas
- Gen.G
- FaZe Clan
- G2 Esports
- TSM
- Fnatic
- Cloud9
- NRG
- LOUD
- T1
ほかにも開催国であるサウジアラビアから「Team Falcons」と「Twisted Minds」というチームが参加予定。また、オープン参加で6チームほど受け付ける予定もあるようです。
これらのチームがゲームタイトルをまたいで競い合い、Esports World Cupでもっとも優れた戦績を残したチームが優勝となります。優勝決定のためのルールの詳細は以下のとおり。
まず、そもそも参加資格としてEsports World Cupで開催された各タイトルの大会のうち2つ以上でTOP8に入っている必要があります。これを満たした時は、各タイトルの戦績に応じてポイントが計算されることになります。
次に、優勝するチームは必ずどれかのタイトルで優勝を取っている必要があります。これはつまり、複数タイトルにまたがって最大のポイントを獲得しても、優勝したタイトルがない場合はClub Championshipで1位にはなれないということです。とにかくエントリーするゲーム数を増やしただけのチームが優勝しないための措置でしょう。

ポイントは、すべてのゲームタイトルにまたいで平等に分配されています。各タイトルの1位は1000ポイント、2位は600ポイント、3位は350ポイント。TOP8までポイントが用意されており、それ以下はポイントはありません。

賞金総額は2000万ドル(約30億円)。優勝チームは700万ドル(約10億円)を獲得し、16位まで賞金が用意されています。

優勝ポイントが同率となった場合は、優勝したタイトル数が参照されます。それも同じ数の場合は、各タイトルでの直接対決の内容を参照します。2位以下でのタイの場合はこの処理は行われず、2つの順位の賞金合計が均等に2チームに分配されます。
現在、世界最大のeスポーツチームとして認識されているのは「Team Liquid」でしょう。タイトルをまたいで活躍するeスポーツチームの総合的な強さはよく議論されるものの、これほど大きな規模の大会で正式な取り組みとして競い合うようなイベントはこれまでありませんでした。優勝チームには、大きなブランド価値がつくでしょう。はたしてTeam Liquidが下馬評通り優勝するのか、新しい取り組みながらも、シーンから非常に注目のイベントとなっています。
(C)©Esports World Cup Foundation
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