サウジアラビアにて開催される世界最大規模のeスポーツイベントである「Gamers8」にて、『鉄拳7』がイベント初の格闘ゲームタイトルとして採用されることが発表されました。イベントの賞金総額は4500万ドル(約60億円)であり、『鉄拳』の大会にも100万ドル(約1億3千万円)が用意される予定となっています。
Let's throw it down!
— Gamers8 Esports (@Gamers8GG) April 10, 2023
We're pleased to announce @TEKKEN 7 as the first fighting game featured in #Gamers8 #TheLandOfHeroes
World's best players will travel to Riyadh, Saudi Arabia to compete for a prize pool totaling $1,000,000! pic.twitter.com/MkrhbsN61Q
Gamers8は7月6日から8週間にわたってサウジアラビアのリヤドにて開催される予定のeスポーツイベント。規模・期間・賞金のどれを取っても文句なしで世界最大規模のイベントと言っていいでしょう。去年のGamers8には賞金総額1500万ドルが用意されていましたが、今年はその3倍となる4500万ドル(約60億円)が用意される予定。採用タイトルは『鉄拳7』以外では『ロケットリーグ』『Dota 2』『レインボーシックスシージ』『PUBG MOBILE』『フォートナイト』『CS:GO』が発表されています。
主催となるのはサウジアラビアeスポーツ連盟(SEF)。サウジアラビアeスポーツ連盟は、サウジアラビアにおけるエリートゲーミングアスリートの育成と、ゲームコミュニティおよび産業の発展を担当する規制機関となっています。
同連盟の活動は、2つの相補的な流れに分類されます。1つ目は、草の根レベルのコミュニティから、世界的に活躍できるプロのeスポーツアスリートまで、あらゆるレベルの競技ゲーマーを育成する活動。2つ目は、業界の触媒となり、かつ才能の開花を促すことで、ゲーム/eスポーツのバリューチェーン全体を発展させるための活動となっています。
SEFは2017年後半の設立以来、同連盟は複数の世界クラスの国内および国際トーナメントとイベントを開催し、地元の民間セクターの関係者から投資を集め、サウジ市場における機会について、国際的な開発者と協力してきています。会長のファイサル・ビン・バンダル・ビン・スルタン王子は今回のGamers8について以下のようなコメントを述べています。
「Gamers8:ランド・オブ・ヒーローズ」はこの夏最大の注目を浴びるでしょう。私たちは再び、eスポーツ界のエリートたちをリヤドに迎えることができることを嬉しく思っています。
「ランド・オブ・ヒーローズ」は、世界レベルのeスポーツ・チャンピオンたちと、ゲームの世界を愛する人々のための場所です。これは、栄光のために競い合い、自分が選んだ物語の世界の中でヒーローになることができる、究極の機会なのです。
地球上で最も人気のあるタイトルを紹介するこの祭典は、この夏更にアップグレードされます。「この夏、より大きく、より良いものにする」という私たちの言葉を信じ、期待して頂きたいと思っています。「Gamers8:ランド・オブ・ヒーローズ」の開催がとても楽しみです。
サウジアラビアでは政府が自国ゲーム産業に5兆円近い投資を行うという報道(Bloomberg)もあり、ゲーム事業への投資に非常に積極的な国となっています。Gamers8の規模もその一環でしょう。凄まじい賞金規模の大会であり、採用タイトルへの注目も一層高まることが予想されます。『鉄拳7』に関しては招待制かオープン大会か発表されていませんが、今後詳細を発表予定とのこと。引き続き注目のイベントとなるでしょう。
(C)©Bandai Namco
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URL: https://www.gamers.work/