今年も『ポケモン』シリーズの公式大会が開催されます。中でも『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の日本公式大会である『ポケモンジャパンチャンピオンシップス2023』（以下、PJCS2023）の開催概要が『ポケモン』公式から一通り発表されています。
PJCS2023 開催概要
PJCSは『ポケモン』日本一を決める公式大会となります。「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」（以下、WCS）の予選大会としての側面も持ちます。今年のWCSはなんと日本の横浜で開催ということで、日本の『ポケモン』プレイヤーたちはよりいっそう気合が入っていることが予想されます。
WCSには『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット』（VGC）、『ポケモンカードゲーム』（TCG）、『ポケモンGO』、『ポケモンユナイト』の4部門が存在します。eスポーツ的に要注目なのはVGCと『ポケモンユナイト』の2部門でしょう。そして今回のPJCSの発表ではVGCと『ポケモンGO』の予選大会の情報が公開されています。当記事ではVGCのフォーマットについて説明していきます。
フォーマット
PJCS2023の予選はレギュレーションCでのダブルバトルとなっています。レギュレーションCは4月1日からのランクマッチで採用されているルールで、パルデア図鑑No.001～398までが使用可能となっています。レギュレーションAやBで制限されていたパラドックスポケモンと準伝説が全て解禁されたルールとなります。
参加カテゴリは以前のように3つに分かれており、2011年以降生まれのジュニアカテゴリ、2007年以降2010年以前生まれのシニアカテゴリ、2006年以前生まれのマスターカテゴリとなっています。
予選大会はすべてインターネット大会で3回に分かれて開催されます。第一回は4月7日から10日、第二回は4月21日から24日、そして最後の第三回は5月5日から8日にかけて開催されます。それぞれの大会で各カテゴリ上位150名が本戦への出場権を獲得します。
本戦は5月14日開催で、こちらもインターネット開催となっています。各カテゴリ上位64名が決勝大会に招致され、6月10日・11日開催の決勝大会にて競い合います。こちらの大会はライブ大会となっています。なお、エントリー期間も含めた詳細なスケジュールは以下の画像のようになっています。
今回の予選大会で特に留意しておきたいことは、レギュレーションCがそもそも4月1日のランクマッチから解禁であるということです。レギュレーションBから準伝説が追加で解禁となるこのルールですが、環境が大きく変化することは目に見えています。そして第一回予選大会は4月7日から開催ですので、新環境から1週間での大会となります。「短距離走」極まりないスケジュールとなっており、『ポケモン』自体が情報戦の側面が強いタイトルであることから、最初の予選大会からかなり激しい大会となることが予想されます。一体どのようなパーティーが新環境を勝ち上がるのか、注目です。
(C)©The Pokémon Company ©Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
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