『VALORANT』今年2回目の世界大会、「VCT Masters Stage2 Copenhagen」が7月24日をもって決着しました。優勝したのはEMEAのFunPlus Phoenix。アジアのPaper Rexにフルセットまでもつれ込む大激戦を制し、初の優勝を決めました。
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— VALORANT Champions Tour (@ValorantEsports) July 24, 2022
VCT Masters Stage2 Copenhagen 結果
- 優勝:FunPlus Phoenix
- 準優勝:Paper Rex
- 3位:OpTic Gaming
- 4位:Fnatic
- 5位タイ:DRX、Leviatán
- 7位タイ:Guild Esports、XSET
- 9位タイ:KRÜ Esports、Northeption
- 11位タイ:LOUD、XERXIA
優勝のFunPlus PhoenixはEMEAのチームで、メンバーにロシア/ウクライナ人を含むことなどからStage1では世界情勢を鑑みてMastersに出場することができませんでした。もともとFPXはEMEAの予選1位通過のチームであり、プレーオフからの出場=ベスト8以上は最初から確定していたことから、8位相当の賞金とサーキットポイントが付与されるという形での処理となっていました。今回の優勝を見るにMasters Stage1でもベスト8どころか優勝を狙えるポテンシャルがあったチームではないかと思わされる仕上がりで、その強さを世界に見せつけました。
グランドファイナルの対戦相手はアジアのPaper Rex。こちらもほぼストレート勝ちでアッパーブラケットを走り切り決勝にたどり着いたチームで、超攻撃的なプレイスタイルで知られるチームです。BO5の試合は交互にマップを取り合う接戦で5マップ目のブリーズにまでもつれ込みます。決勝のかかった運命のマップでPRXはフェイド、アストラ、ブリーチに加えてヨルとネオンを採用するという変則的すぎるピックで会場の度肝を抜きます。ディフェンダー側が厳しそうに思える構成ですが、勢いに乗ったPRXは攻守交代後に4連続でラウンドを取り7-9とリードを奪います。しかしその後はFPXが冷静に対応、最後はSUYGETSU選手が衝撃的な4キルを決めて優勝となりました。
INCREDIBLE round from @suygetsu_ to close it out.#VALORANTMasters pic.twitter.com/UlIKTwIV1a
— VALORANT Champions Tour EMEA (@valesports_emea) July 24, 2022
Masters Stage1 では伺えなかったFPXの真の実力が判明した以外にも、『VALORANT』に対する考え方が根本的に他チームとは違うと思わせるようなPRXの異質さが光る大会となりました。特にPRXは、その独特さと強さから今後も他チームからは徹底的に研究され対策される可能性が高いでしょう。
A step forward for our region, and a Paper Rex personal best 💪🏽
— Paper Rex (@pprxteam) July 25, 2022
We are the runners-up for #VALORANTMasters Copenhagen.
See you soon in #VCT Champions. pic.twitter.com/KoR8HVoEEG
2回のMastersを終え、『VALORANT』の次なる舞台は9月のChampionsとなります。本大会には日本のチーム「ZETA DIVISION」はすでに出場が確定しており、Masters Stage 1での大健闘で日本のみならず世界中にファンを獲得したZETAがどこまで活躍できるのか、注目が集まります。また、8月8日からは最終予選であるLCQが開催されます。こちらでは日本のNORTHEPTION、Crazy Raccoon、REJECTが出場予定。もし優勝すればZETA DIVISIONと並んで日本から2チームの出場となります。日本リージョンの盛り上がりを世界に示すためにも、注目の大会となります。
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