
『スマブラSP』大型国際コミュニティ大会「Smash World Tour」の決勝トーナメントが本日開催されました。各リージョンから32名、LCQ(最終予選)から8名の合計40人のトッププレイヤーが参加する本大会、その頂点に君臨したのはメキシコのMkLeo選手。現在最強と名高い選手が、その評判にふさわしい圧倒的な強さを見せつけ、ウィナーズを走りきって優勝となりました。
Congratulations to @Mkleosb, the first ever Smash World Tour Ultimate Champion! #SWT2021 #SWTC pic.twitter.com/ePysjoNDcs
— Smash World Tour Championships #SWTC (@SmashWorldTour) December 20, 2021
「Smash World Tour」結果まとめ
- 優勝: MkLeo(ホムラ/ヒカリ、ベレス/ベレト)
- 準優勝: Cosmos(ホムラ/ヒカリ)
- 3位: Sparg0(ホムラ/ヒカリ、クラウド)
- 4位: Zomba(ロボット)
- 5位タイ: Kola(ロイ)、Dabuz(ロゼッタ&チコ)
- 7位タイ: ProtoBanham(ミェンミェン、ルキナ)、KEN(ソニック)
https://twitter.com/SmashWorldTour/status/1472812011134271488
MkLeo選手はホムラ/ヒカリとベレス/ベレトどちらでも圧倒的なパフォーマンスを発揮して、他の選手たちを寄せ付けぬウィナーズでの優勝となりました。
キャラ数も多い『スマブラSP』においては大会の上位入賞キャラは比較的バラける傾向がありますが、今回はホムラ/ヒカリの活躍が目立っており、TOP3が全員ホムラ/ヒカリ使いという結果になりました。しかし優勝のMkLeo選手に限って言えばどちらかというとベレト/ベレスでの強さが目立っていた印象となります。
日本からはProtoBanham選手、KEN選手、しゅーとん選手、れあ選手、Alice選手が参加しており、ProtoBanham選手とKen選手はベスト8入りしています。特に最近の大会で目覚ましい活躍を見せているProtoBanham選手はDabuz選手のロゼッタ&チコ相手にフルセットに持ち込みつつも一歩及ばず。
そして何よりも日本勢の印象に鮮烈に残ったのはベスト4で唯一ホムラ/ヒカリを使用しておらず、ロボットを操るわずか16歳の若き新星Zomba選手の勝負強さです。Zomba選手はしゅーとん選手とKEN選手相手にどちらもフルセットの激戦にもつれこみつつも勝利しています。日本ではザクレイ選手の持ちキャラとしてよく知られており、大会でも人気キャラであるロボット。しゅーとん選手もKEN選手も対戦経験は豊富なはずであり、自信のあるマッチアップであっただろうことからZomba選手の強さ、勝利への嗅覚の鋭さ、そしてメンタルの強さが伺えます。
初めてロボに負けた マジでショックでかい
— SST_Shuton(しゅーとん) (@syu_tolimar) December 20, 2021
『スマブラSP』は前回のアップデートでキャラ調整は終了しているというアナウンスがされており、今後各ファイターの性能が調整される可能性はかなり低いタイトルとなっています。そんな中、初の大型国際大会でTOP3が全てホムラ/ヒカリを採用していたというのはコミュニティに大きな影響を与えそうです。
まだまだ結論付けるには早いものの、多くのプレイヤーがこの大会の結果を意識しており、しばらくはホムラ/ヒカリとその対策を中心に今後のメタが回っていく可能性が高そうです。また、『スマブラSP』はCOVID-19の影響で長らく国際的なオフライン大会が開催されていなかったというのも本大会の注目度を上げています。
あらためて現在のパワーバランスが提示されたということで、本大会で活躍した選手はキャラクター単位ではなく、プレイヤー単位で対策されていくのではないかと思われます。
果たして今後MkLeo選手の牙城を崩す選手は出てくるのか。キャラメタはどのように変化していくのか。新世代の『スマブラSP』には今後も注目です。
(C)©Nintendo
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