ライアットゲームズ社が開発運営するデジタルカードゲーム『レジェンド・オブ・ルーンテラ』の世界大会である「Legends of Runeterra World Championship」が2021年9月16日から18日にかけて開催されました。本大会は、同作では初となる公式の世界大会となりました。優勝はストリーマーとしても著名なポーランドのAlanzq選手。準優勝は16人の参加者のうち唯一のアジア枠プレイヤーでもある、日本人のやまと選手となりました。
Legends of Runeterra World Championship 結果まとめ
本大会はアメリカから6名、ヨーロッパから5名、アジアから5名の合計16名が参加する決勝大会となっています。アジア枠は東南アジアサーバーとアジアサーバーの2サーバーから合わせて5名となっており、アジア枠(日韓)からの参戦は、やまと選手のみとなりました。参加者は以下の通り。
アメリカ枠
- Aikado
- XxWhatAmixX
- Majinbae
- Xeloo
- KevinLoR
- Realkey
ヨーロッパ枠
- ragnarosich
- Alanzq
- Cosimo
- BaJAtak
- Szychu
アジア・東南アジア枠
- Artefy
- Odyssey
- pinpingho
- howtodie
- やまと
結果は以下の通りとなります。
- 優勝:Alanzq
- 準優勝:やまと
- 3位:Szychu
- 4位:XxWhatAmixX
- 5位タイ:Odyssey、Cosimo、Aikado、Realkey
- 9位タイ:Artefy、pinpingho、ragnarosich、Majinbae
- 13位タイ:BaJAtak、howtodie、Xeloo、KevinLoR
唯一のアジア枠であり、日本人選手のやまと選手が準優勝という好成績を残しています。やまと選手は16人のうち、一人だけベイガーとセナを軸にしたアーキタイプである「ダークネス」と呼ばれるデッキをこの大会に持ち込んでいます。前評判では有名ではあるもののさほど評価の高くないアーキタイプでしたが、やまと選手は本大会にてこのデッキで無敗。ダークネスのポテンシャルと、そしてやまと選手の使い込み、このデッキに対する理解の深さを全世界に示しました。
Alanzq選手との決勝戦でも、やまと選手はダークネスを初戦に選択し勝利。優勝まであと一歩というところでしたが、わずかに及ばず。しかし本大会で、やまと選手とダークネスは全世界から注目される存在ともなりました。優勝のAlanzq選手も振り返りの配信で「ルーンテラで本当に上手いプレイヤーは、やまとくらいだ」と言っており、世界からの評価の高さが伺えます。
『ハースストーン』のプロシーンでも、最近は元世界チャンピオンのglory選手を始めとした日本人選手の活躍が目覚ましく、デジタルカードゲームにおける日本人の強さが示されつつあります。『ルーンテラ』はまだ新しいゲームでもあり、今後の拡張やメタゲームの発展、そして新たな強豪日本人プレイヤーの出現にも期待がかかります。世界大会に向けて、やまと選手の練習に付き合ったチームの存在もあり、他のアジアのプレイヤーが台頭してくる可能性もあります。今後も注目です。
(C)©Riot Games Inc.
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