Beyond The Summit主催の『大乱闘スマッシュブラザーズSP』の招待制大会「Smash Ultimate Summit 3」が8月26~29日にかけて開催されました。もともとは去年の夏に開催される予定の大会でしたが、延期されて今年の開催となっています。
Smash Ultimate Summit 3 結果まとめ
- 優勝:Tweek
- 準優勝:MkLeo
- 3位:Sparg0
- 4位:Marss
- 5位タイ:VoiD、Zackray
- 7位タイ:Aaron、Kola
- 9位タイ:Charliedaking、Riddles、Maister、Dabuz
- 13位タイ:Atomsk、Cosmos、KEN、Dark Wizzy
本大会は招待制の大会となっているため、上記の16プレイヤーが全出場選手となっています。なお、大会運営の判断で直接招待されたのはMkLeo、KEN、Zackray、Marss、Tweek、Maister、Dabuzの7人となっています。プレイヤー間投票と、ファン投票により選出された6名の選手がAaron、VoiD、Atomsk、Riddles、Kola、Charliedakingとなっています。なお、この6名はCOVID-19の影響による渡航規制の関係上、北米在住のプレイヤーのみからの選出となっています。残りの3人は実質的に予選扱いされていた3つの大会それぞれの勝者となっており、Phantom 2020 を勝ったDark Wizzy、Mega Smash Mondays 240を勝ったCosmos、Collision Online 2021を勝ったSparg0がこの枠にあたります。
大会のフォーマットは比較的特殊なもので、まず4名によるグループ4つに分けられ、総当たり戦を行います。各グループ2~4位の選手は次のガントレットステージに進出、ランダムにシャッフルされた上でグループステージの順位に応じたブラケットを組まれます。グループステージ1位抜けの選手とガントレットステージで1位だった選手は決勝トーナメントにてウィナーズで開始、残りの選手はルーザーズで開始となり、最後のトーナメントに挑むという形になっています。
本大会の賞金総額は15万6000ドル(約1700万円)となっており、『スマブラ』シリーズの大会の歴史において最高の賞金額となっています。そしてその大注目の大会を制したのはアメリカのTweek選手。『スマブラSP』シーンは現在MkLeo選手の1強とする見方が強く、今回の大会も同選手の優勝を予想するプレイヤーが大半でした。しかしTweek選手はそのMkLeo選手を決勝トーナメントにおいて、ウィナーズ準々決勝とグランドファイナルで2回ぶつかり、どちらも3-0で勝利という圧倒的な強さを見せつけての優勝となりました。
日本からはザクレイ選手とKEN選手が直接招待により参戦しています。ザクレイ選手はSparg0選手に敗れて5位タイに終わっていますが、「今回の仕上がりでBest6まで来れたのはよかった」とコメント。本人が「新時代」と称する『スマブラSP』の変化していく新しいメタにも適応していく意気込みを見せました。
勉強して出直しますかね…!
— ザクレイ/Zackray (@Ssb4_Zackray) August 30, 2021
今の仕上がりでなんだかんだbest6までこれたの良かった!
また頑張ります〜応援してくれた人ありがとうございますm(*_ _)m
キャラクター選択の面ではTweek選手の扱うディディーコングに注目が集まったのはもちろん、比較的新しいDLCキャラクターであるホムラ/ヒカリの強さが目立っていました。3位のSparg0選手と2位のMkLeo選手がどちらもこのキャラクターを今回メインに据えて使っており、今後の研究によってさらなる進化も期待できるキャラクターとなっています。しかし、MkLeo選手を世界最強のジョーカー使いと見る人も多く、今回Tweek選手に一歩及ばなかったのはジョーカーに比べて新キャラの練度が間に合っていなかったのではないか?という意見もあるようです。『スマブラSP』は複数キャラを扱えるプレイヤーが多く、いわゆる「被せキャラ」を用意するプレイヤーが多いので、今後のトッププレイヤーのキャラ選択がどう変化していくのかも見所となっています。
『スマブラ』の大会は、ほかにも現在Smash World Tourの各地域予選が進行中となっています。オフラインもオンラインも、スマブラシーンからは今後も目が離せません。
(C)©Nintendo
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