賞金規模が世界最大であり、eスポーツ大会の代表格でもあるDota2の「The International」ですが、2021年はストックホルムでの開催が確定しました。COVID-19の様子を見つつではあるでしょうが、8月の開催が予定されています。
「The International」の出場権は「Dota Pro Circuit 2021」を通じて付与される予定となっています。仕様やフォーマットが昨年から変更されているので、本記事で解説します。
Dota Pro Circuit 2021 開催概要
今回のプロサーキットは「リージョナルリーグ」と「メジャー」の2つの大会に分かれている方式となります。サーキットは2シーズンにわかれており、それぞれのシーズンの終わりにメジャーがひとつ開催される形となります。メジャーの参加チームが、リージョナルリーグによってそれぞれ選出されます。
メジャーには18チームが参加します。リージョンごとに選出枠数は固定であり、ヨーロッパと中国からは4チームずつ、東南アジアとロシアからは3チームずつ、北米と南米からは2チームずつで合計18チームとなります。各リージョントップのチームはプレーオフから、2位のチームはグループステージから、残りのチーム(ヨーロッパ、中国、東南アジア、ロシアの3位以下)はワイルドカード枠からの出場となります。
リージョナルリーグは上記の6リージョンそれぞれで行われる大会で、上位8チームと下位8チームによる二部制リーグとなっています。各シーズンでは6週間に渡って総当たり戦を行い、下部リーグの上位2チームと上部リーグの下位2チームが入れ替わります。下部リーグの下位2チームは失格となり、オープン予選を勝ち上がった2チームと入れ替わりになります。
各リージョンの大会ホストは以下の通り。
- ヨーロッパ:Dreamhack
- 中国:Perfect World
- 東南アジア:PGL
- ロシア:ESL
- 北米:Beyond the Summit
- 南米:Dotapit
リージョナルリーグとメジャーのどちらでもDPCポイントが結果・戦績に応じて付与され、2シーズン後にDPC上位のチームがInternationalへの出場権を得ます。賞金もリージョナルリーグとメジャーどちらにも用意されています。
リージョナルリーグ 上部リーグ
- 1位:30000ドル、500DPCポイント、メジャープレーオフ出場確定
- 2位:28000ドル、300DPCポイント、メジャーグループステージ出場確定
- 3位:27000ドル、200DPCポイント、メジャーワイルドカード出場確定
- 4位:26000ドル、100DPCポイント、メジャーワイルドカード出場確定
- 5位:25000ドル、50DPCポイント
- 6位:24000ドル
- 7位:23000ドル(下部リーグへ降格)
- 8位:22000ドル(下部リーグへ降格)
リージョナルリーグ 下部リーグ
- 1位:17000ドル(上部リーグへ昇格)
- 2位:16000ドル(上部リーグへ昇格)
- 3位:15000ドル
- 4位:11000ドル
- 5位:9000ドル
- 6位:7000ドル
- 7位:賞金なし、リーグから失格
- 8位:賞金なし、リーグから失格
メジャー
- 優勝:200000ドル、500DPCポイント
- 準優勝:100000ドル、450DPCポイント
- 3位:75000ドル、400DPCポイント
- 4位:50000ドル、350DPCポイント
- 5位タイ:25000ドル、300DPCポイント
- 7位タイ:12500ドル、200DPCポイント
スケジュール
- Season 1: 2020年1月18日~2月28日
- Major 1: 2020年3月25日~4月4日
- Season 2: 2020年4月13日~5月23日
- Major 2: 2020年6月2日~6月13日
さらなる詳細は今後順次発表されるようです。
(C)©Valve
ゲームを仕事に。チャンスをみんなに。eスポーツ選手紹介サービス「ゲーマーズ・ナビ」
URL: https://www.gamers.work/