12月13日から14日にかけて開催された『ハースストーン』の世界大会「ハースストーン グランドマスターズ ワールドチャンピオンシップ」(以下Worlds)にて、アジア太平洋代表であり日本人のglory選手が優勝、ワールドチャンピオンの座と賞金20万ドル(約2080万円)を獲得しました。本大会で日本人から優勝者が出るのは初めてのこととなります。
ハースストーン グランドマスターズ ワールドチャンピオンシップ 開催概要
Worldsのフォーマットは全試合コンクエスト方式のBO5、グループステージでは4人のプレイヤーで構成されるグループが2つ組まれ、それぞれで総当たり戦。それぞれのグループにて成績上位の2人、合計4人がプレーオフ進出となります。
参加する8名のプレイヤーは4月から10月にかけて行われたグランドマスターズのリーグ戦より選出されています。リーグはアジア太平洋、ヨーロッパ、南北アメリカの3つに分けられており、それぞれの地域にディビジョンAとBに8人ずつの合計16人が所属しています。これらのリーグ戦を勝ち抜き、プレーオフに勝利するとWorldsへの参加権が得られます。3地域に中国を加えて、2シーズン分で4x2=8名がWorldsに進出となります。今回の参加者は以下のとおり。
参加者
- アジア太平洋 シーズン1 glory
- アジア太平洋 シーズン2 Bankyugi
- ヨーロッパ シーズン1 SilverName
- ヨーロッパ シーズン2 Jarla
- 南北アメリカ シーズン1 bloodyface
- 南北アメリカ シーズン2 Monsanto
- 中国 シーズン1 Syf
- 中国 シーズン2 XiaoT
順位
- 優勝 glory(日本)
- 準優勝 Jarla(チェコ)
- 3位タイ SilverName(ロシア)
- 3位タイ Monsanto(カナダ)
プレーオフにてカナダのMonsanto選手を3-0でくだしたglory選手は、決勝ではチェコのJarla選手と衝突。初戦はglory選手のコントロールウォリアーとJarla選手の聖典パラディンのマッチアップ。glory選手のボードクリア手段を丁寧にいなしたJarla選手が勝利し、先制します。
2戦目はglory選手のローグ対Jarla選手のプリーストのマッチアップとなります。glory選手はローグアーキタイプにて変わらぬ強さを発揮し続ける「エドウィン・ヴァンクリーフ」と「クエスト中の冒険者」がきれいにスノウボールし、1戦取り返します。
3戦目はglory選手のコントロールプリースト対Jarla選手のコントロールウォリアー。コントロール同士の対決は当然ファティーグまでもつれこみますが、転生カーガスによるアーマーとラトルゴアのバリューによってglory選手が勝利。
4戦目のglory選手の欠片デーモンハンター対Jarla選手のOTKデーモンハンターでは、双方がほぼリソースを使い切りトップデッキ対決となりかけたものの、glory選手が魂石細工士を引きリーサルに。3-1でglory選手が勝利し、世界チャンピオンとなりました。
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なお、優勝のglory選手は自身をモチーフとしたレジェンダリーカードが2021年度に発行されることが決まっています。ファンはそちらも楽しみに待ちましょう。
(C)©Blizzard Entertainment
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