世界で最もメジャーなeスポーツであるLeague of Legendsは、公式プロリーグの規模も他のゲームの比ではありません。
地域区分
LoLのプロリーグは以下の地域に別れています。
四大リーグ
- 中国 (LPL)
- ヨーロッパ (LEC)
- 北アメリカ (LCS)
- 韓国 (LCK)
マイナーリーグ
- 香港/台湾 (LMS)
- ブラジル (CBLOL)
- ロシア (LCL)
- 日本 (LJL)
- ラテンアメリカ (LLA)
- オセアニア (OPL)
- 東南アジア (LST)
- トルコ (TCL)
- ベトナム (VCS)
最近では四大リーグにLMSを加えて5大リーグとすることもあります。これは、世界大会でのLMSの扱いが四大リーグと同等であるためです(後述します)。
MSI
先に述べた地域のリーグ戦はSpring SplitとSummer Splitに別れています。全ての地域のSpring Splitとプレーオフが終了すると、Mid-Season Invitational (MSI)と呼ばれる世界大会が開催されます。
MSIには、上記の13地域のプレーオフを勝ち上がった1位のチームが招待されます。2019年のMSIに招待されたのは以下のチームとなっています。
OPL(オセアニア): Bombers
LJL (日本): DetonatioN FocusMe
VCS(ベトナム): Phong Vu Buffalo
TCL(トルコ): 1907 Fenerbahçe Esports
CBLOL(ブラジル): INTZ eSports
LCL(ロシア): Vega Squadron
LLA(ラテンアメリカ): Isurus Gaming
LST(東南アジア): MEGA Esports
---ここまでシード権なし---
LCS(北アメリカ): Team Liquid
LMS(香港/台湾): Flash Wolves
---ここからグループステージへのシード権あり---
LCK(韓国): SK Telecom T1
LEC(ヨーロッパ): G2 Esports
LPL(中国): Invictus Gaming
これらの13チームが、4段階に渡って試合を行います。
プレーイングループステージ
シード権を保たない8つのチームが2グループに別れ、1本先取の2回総当たりでリーグ戦を行います。各グループの勝者がプレーインノックアウトステージに進出します。
プレーインノックアウトステージ
プレーイングループステージを抜けた2チームが、それぞれシード権を持つ2チーム(2019年はLCSとLMSのチーム)と当たる、ダブルエリミネーション式のトーナメントです。3本先取で、4チームの内1チームのみが脱落し3チームがグループステージへと進みます
グループステージ
プレーインノックアウトステージから進出した3チームと、グループステージへのシード権を持つ3チーム(2019年はLCK、LEC、LPLのチーム)の計6チームで1本先取の2回総当たりでリーグ戦を行います。上位4チームがノックアウトステージへと進出します。
ノックアウトステージ
グループステージを勝ち上がった4チームによる、3本先取のシングルエリミネーショントーナメントです。
MSIは賞金総額100万ドルが13チームに順位に応じて分配されます。2019年のMSI覇者G2には40万ドルが贈られました。
WCS
MSIが終わると再び各地域のリーグ戦(Summer Split)が開始されます。このSummer Splitとそのプレーオフが終了すると、World Championship (WCS)と呼ばれる世界大会が開催されます。LoLにおいて世界大会と言ったら大体この大会のことであり、よく「Worlds」などとも略されます。
WorldsはMSIよりもさらに規模が大きく、合計で24チームが参加します。内訳は、まずSummer Splitの勝者13チームが参加権を得ます。次に、LCK、LPL、LEC、LMS、LCSの5大リーグから、それぞれチャンピオンシップポイント上位のチームが選出されます。チャンピオンシップポイントは、Spring SplitとSummer Splitの戦績より算出されます。ここまででまだ出場権を得ていない5大リーグのチームは、Regional Qualifiersと呼ばれる予選大会に出場することができ、これに勝つと出場権を得ることができます。
まとめると、5大リーグからそれぞれ3枠(Summer Splitの勝者、チャンピオンシップポイント上位、予選大会覇者)で15チーム、マイナーリーグからそれぞれのSummer Splitの勝者が9チーム、合計で24チームとなります。
MSIと同じく大会フォーマットは4ステージに別れており、それぞれにシードが存在します。
Worldsは、MSIと同じく大会フォーマットは4ステージに別れており、それぞれにシードが存在します。
プレーインラウンド1
シード権を持たない12チームが、3チーム4グループに別れて1本先取の1回総当たりリーグ戦を行います。各グループ最下位が脱落し、上位2チームがラウンド2に進出します。
プレーインラウンド2
ラウンド1を勝ち上がった8チームのうち、1位通過したチームがランダムに選ばれた他のグループの2位チームと対戦します。計4試合で、勝者の4チームがグループステージに進出、敗北した4チームは脱落となります。
グループステージ
プレーインを勝ち上がった4チームと、シードを持つ12チームの計16チームが4チーム4グループに別れて1本先取の2回総当りリーグ戦を行います。各グループから上位2チームがノックアウトステージに進出、下位2チームが脱落となります。
ノックアウトステージ
グループステージを勝ち上がった8チームが、シングルエリミネーショントーナメントにて競い合います。全ての試合は5本勝負3本先取です。
The Internationalなどと同じように、Worldsの賞金には大会記念アイテムのゲーム内売り上げが加算されます。2018年のWorldsの賞金総額は225万ドルから開始し、最終的には645万ドルまで膨れ上がりました。
大会レポート:
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