現在に発売されていればeSportsに採用されていたかもしれないゲームタイトル
新しいゲームが出ては消えていくゲーム業界。シリーズ化されていたのに新作が失敗して人気が失速、大人の事情で打ち切り、会社が倒産して終わってしまったゲームはいくつもあります。
今回は今リリースされてたら、esportsがもう少し早く始まっていたら競技に採用されていたかもしれないゲームにスポット当てて見ました。
バーチャファイターシリーズ
バーチャファイターとは、セガから発売された3D格闘ゲームのシリーズです。1993年に第一作が発売され、まさに3D格闘ゲームの先駆けと言える作品です。
操作の上手さではなく、センスで勝負するというコンセプトの元に作られたこの作品は、初心者でも上級者と戦えることを目標にしていました。
このコンセプトを実現させるために、それまで格闘ゲームでは難解とされていた操作環境にメスを入れました。従来の8方向レバーに加え、パンチ、キック、ガードの3つのボタンで編成されたものを使っており、シンプルながらに自由度の高い操作性を実現することに成功しました。
また、その人気が出た理由の一つに、実際にある様々な格闘技が再現されたこともあります。ジークンドー、酔拳、プロレスなどと誰でも一度は聞いたことのある格闘技が盛り込まれています。
シリーズ2作目であるバーチャファイター2は爆発的な人気を誇り、各地で色々な大会が開かれました。
特に大都市などの大会では、土地名+キャラクター名と言う独特な名称で呼ばれる強豪プレイヤーが出現し、その中でもさらに突出して強かった「鉄人」と呼ばれるプレイヤーたちはメディアなどの媒体で紹介されるようになりました。
このようにメディアで取り上げられるようになり、益々バーチャファイターは広く知られるようになりました。
2010年にバーチャファイター5 ファイナルショーダウンが発売され、2015年にアーケードのサポートが終了しました。それからは新作の発表がないので歴史幕を閉じてしまったのでしょうか?
モンスターファームシリーズ
モンスターファームは、1997年に発売したモンスターを育てて戦わせるテレビゲームです。このゲームの特徴は、音楽CDなどを読み込ませることでオリジナルのモンスターを作れることです。
プレイヤーはこのオリジナルのモンスターを育成することができ、自分だけのモンスターで大会などに出場することが出来ました。大きな制約がないため、非常に自由度が高く、モンスターの育成の他に図鑑機能なども同時に楽しめる作品です。
この作品の一番の醍醐味は、育てたモンスター同士の対戦です。
モンスター同士の対戦は、モンスターの行動力であるガッツを貯め、ガッツを消費して技を繰り出すと言うシンプルな形式になっています。モンスターごとに技の性能やガッツの溜まるスピード、それによるダメージの補正等が異なり、高い戦略性が評価されています。
発売初期より各地でユーザー同士の対戦会が行われており、モンスター甲子園と言う一大イベントも行っていました。全国のユーザーたちと対戦出来るこのモンスター甲子園は今なお行われており、1999年に発売されたモンスターファーム2がオフライン対戦に用いられます。
また、ソーシャルゲームなどでもモンスターファームが登場し、その人気の絶大さを伺うことが出来ます。
くにおくんシリーズ
くにおくんは、熱血硬派の正義の不良が悪人を退治する、ケンカアクションゲームとして1986年に登場しました。くにおくんの特徴として、超人的な身体能力を持ったくにおくんが所狭しと動き回る自由度の高さがあります。
ゲームの内容はアクションゲームだったものの、多彩なアクションやそのデフォルメキャラなどが人気を博しました。無論、この多彩なアクションは簡単操作で行うことができ、幅広い年齢層に愛されることになりました。
この「くにおくん」の名は当時のテクノスジャパンの社長である、瀧邦夫に由来しています。この熱血硬派の正義の不良が戦うアクションから一変して、くにおくんが活躍するスポーツシリーズがこの後に発売されました。くにおくんシリーズの人気の火付け役と言っても過言ではないこれらのスポーツシリーズには、ドッジボール、サッカー、アイスホッケーなどがあります。
ただのスポーツではなく、不良が題材となっている作品のため、過激なラフプレイが自由に行えるという点が非常に話題になりました。
スポーツシリーズの発売により、くにおくんだけではなく、他の脇役たちにも必殺技などの特徴がつくようになりました。このことにより、キャラへの思い入れも増え、幅広いユーザー層を獲得することに成功しました。
しかし、くにおくんシリーズに頼りすぎたため、ゲーム機の進化についていけず、新たなヒット作に恵まれなかったため、バブルの頃をピークに売上が低調に推移し、経営不振に陥いってしまいました。1995年12月15日には事務所が閉鎖し事実上の業務停止してしまいました。
ドラゴンボールZ 超武闘伝シリーズ
ドラゴンボールと言えば、説明の必要なく有名な漫画です。様々なゲームでドラゴンボールと言う題材を使ったものがあります。
ドラゴンボールZ超武闘伝は、1989年~1996年までのドラゴンボールを題材としており、スーパーファミコン用対戦型格闘ゲームとして発売されました。
ドラゴンボールでは初の1VS1を実現しており、ドラゴンボールの世界観をそのまま再現した作品になっています。特に、対戦するキャラクターが一画面に収まらなくなると画面中央に仕切りが入って画面が分割されるデュアルスクリーンシステムの搭載は、かつての対戦ゲームの常識を覆すものとされ、非常に高い人気を誇りました。
対戦だけではなく、ドラゴンボールのストーリーを追っていくストーリーモードもあり、特定の条件を満たすことで出現する真エンディングなども話題となりました。
また、天下一武道会というモードも搭載しており、従来の1VS1の方式ではなく、8人制のトーナメントで優勝を決めると言ったモードも当時は画期的なものとされていました。
その他に隠しキャラ、隠し技などの要素もあり、ユーザーのやり込みを加速させました。格闘ゲームとしての側面以外にも、ドラゴンボールシリーズでは初となるキャラクターボイスが採用された作品でもあります。
今のesportsで採用されているドラゴンボールファイターズは地上戦メインの格闘ゲームなので、今考えても空中戦ができる点は画期的でドラゴンボールの世界観を出していたゲームと言えるでしょう。
まとめ
過去のゲームは結構優れているもの多くありましたね。
この他にも今考えても採用されそうなゲームはまだまだありそうですね。
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