“格闘ゲーム”フォロー率34%。ファン82%が 男性。 週 3.3時間をeスポーツに費やす:日本のeSports調査

eスポーツファンのインサイトやスポンサーエンゲージメントが明らかに

大手スポーツマーケティングリサーチ&コンサルティングのニールセンスポーツは6月12日、 日本国内1,000名、 及びeスポーツ主要国のeスポーツファンを対象にした調査「Nielsen Esports Fan Insights」(ニールセン・Eスポーツ・ファン・インサイト)を発表しました。主な調査結果は下記の通りです。

【日本における主な調査結果】

― eスポーツファン調査『Nielsen Esports Fan Insights』を発表 ―

<eスポーツ市場>

  1. 日本のeスポーツは依然として “格闘ゲーム”の人気が高い(フォロー率34%)
  2. 過去1年以内のeスポーツ大会の ライブ視聴・アーカイブ視聴経験はともに昨年から増加傾向

<eスポーツファン>

  1. 日本におけるeスポーツファンの 中心は男となり82%を占める
  2. eスポーツファンは 週平均14時間以上 を「ゲーム+eスポーツ」に費やし、 その内 3.3時間をeスポーツ が占める

<消費行動、 スポンサーエンゲージメント>

  1. eスポーツファンがスポンサーに適切だと思っている業界Top3は エナジードリンク、 スポーツウェア、 携帯キャリア
  2. eスポーツのスポンサーとして 最も認知されているのはRedbull で53%

【eスポーツへのエンゲージメント】

ファンがeスポーツに夢中になる理由のトップは、「エンターテイメント性」と「ゲームスキルの向上」

今年は、より多くのファンがゲーム性を高めるためにesportsに参加しています。“イノベーション”に興味を持っているファンはそれほど多くない現状です。

・エンタメ性・趣味として: 合計70%(合計)

・ゲームとして・ゲームスキルの向上: 66%(合計)

・コンペティション: 45%(合計)

・イノベーション新しいものへの興味: 16%(合計)

今回の調査では、 各国のeスポーツ市場やファンの属性などを詳細に把握し、 また購買行動やスポンサーに対する意識、 行動についても理解を深めることを意図したようです。

この調査により、 ゲームパブリッシャーはもちろんのこと、 eスポーツ運営のイベンターやスポンサーシップを行うスポンサー企業などのあらゆるステークホルダーがeスポーツファンの意識・行動を理解し、 ビジネスとしてのeスポーツをより活性化させるための指標をつくっていく考えとのことです。

【聴取内容(抜粋)】

(eスポーツ関連行動)

■eスポーツのエンゲージメントタイプごとに費やす時間 

■eスポーツのコンテンツに使われるプラットフォーム 

■eスポーツへのエンゲージメント理由 

■ライブ視聴 vs 録画視聴とそのドライバー 

■eスポーツがレジャー全体に占める時間、 費用  など

(ゲーム習慣)

■ゲーミングデバイスの所有 

■プレイヤー環境(TV型、 持ち運び型、 PC、 モバイルなど)の好み 

■主要なeスポーツジャンル、 タイトル(プラットフォーム別) 

■ゲームの投稿、 共有、 ストリーミングアクティビティ 

■パーソナリティ、 ストリーマーとの関わり心理的に親和性のある活動(テック、 ゲーミング、 eスポーツ) 

■VRデバイスの興味、 所有 

■アマチュアeスポーツ大会への参加、 関心 

■オンライン対決の実施状況 など

(eスポーツのフォロー状況)

■各タイトル、 チーム、 リーグ、 イベント、 ジャンルへの認知、 エンゲージメント 

■お気に入りのプレイヤー、 チームとの関わり 

■主要イベント、 大会の認知と視聴 

■プラットフォームごとのイベント関心度 eスポーツのフォロー開始時期 など

(ブランド &スポンサーシップ)

■eスポーツ関連プロダクトの消費や関心度 

■eスポーツ関連ブランドの想起率やブランドインパクト 

■スポンサーのブランドフィット 

■広告、 プロモーション、 スポンサーシップへの価値観 

■eスポーツに関連するブランド、 製品 

■カテゴリーの使用と所有状況 など

(従来スポーツ&エンタメ)

■従来のスポーツへの興味度 

■様々な従来スポーツリーグ、 チーム、 クラブのフォロー状況 

■従来のスポーツコンテンツに使用されるプラットフォーム 

■eスポーツ vs 従来のスポーツの活動時間

■エンターテイメントライブイベントへの参加 など

【調査概要】

  • 調査対象:13歳-40歳の eスポーツファン
  • 対象国:日本、 米国、 カナダ、 メキシコ、 ブラジル、 英国、 フランス、 ドイツ、 イタリア、 中国、 韓国、 オーストラリア、 ロシア、 南アフリカ、 インド、 シンガポール、 インドネシア、 タイ、 マレーシア、 ベトナム、 フィリピン
  • 対象者数:各国1,000サンプル、 米国のみ2,000サンプル
  • 調査時期:
    • (国内)2020年3月~4月(最新版)
    • (国外):2018年~2020年(調査国によって異なる)
    • ※3カ年3回調査を実施している国は日本、 アメリカ、 イギリス、 フランス、 ドイツ、 中国、 韓国
  • 調査方法:オンライン調査
  • 販売価格:70万円(税別)/1カ国
  • 標準納品物:基本PDFレポート+集計データ その他課題に応じたカスタマイズレポート対応


ニールセン スポーツ ジャパン株式会社 は、 世界最大規模のスポーツマーケティングリサーチ&コンサルティング会社ニールセンスポーツの日本法人です。 スポンサーシップに関するデータ分析及びファンインサイトを基に、 様々なステークホルダーの事業拡大を支援。 アメリカ4大スポーツや欧州サッカー、 各世界大会など、 グローバルでは1,400以上のクライアント、 15,000以上の案件に携わっており、 日本では、 Jリーグやプロ野球球団をはじめとするスポーツライツホルダー、 国内外の大会・イベントに協賛する企業、 その他代理店や行政とも契約しています。 スポンサーシップを評価するグローバルスタンダートとして世界中で事業を展開しています。 詳細は http://nielsensports.com/jp/ をご覧ください。

(C)©Nielsen Sports

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