Play! Pokémonによる公式世界大会が中止されたのを受けて、YouTuberのDan “aDrive” Clap氏と『ポケモン』のプロゲーマーであるWolfe “Wolfey” Glick氏が企画したオンライン大会「The Champions Cup」が4月4日(土)から5日(日)にかけて開催されました。
The Champions Cupは当初最大350人までエントリーを受け付けていましたが、受付開始30分時点でエントリーは650人を超え、急遽エントリー上限が1504人まで拡張されました。この1504人も瞬く間に埋まり、おそらく『ポケットモンスター』の非公式大会として最大の規模のものとなりました。
大会はオンラインで行われたものの、LAN対戦をエミュレートするツールを利用して観戦機能の利用を可能としており、トップ16の様子はTwitchでも配信されました。本記事では、そんな「The Champions Cup」の結果をまとめてお伝えします。
The Champions Cup 結果
優勝:Fevzi Özkan
準優勝:Eduardo “Edu” Cunha
3位タイ:Demitri、Alex “PokeAlex” Gomez
7位タイ:Mattie “MattieMoo” Morgan、Damo、Derith96、Liliana
使用パーティ
※レンタルパーティーが見つからなかったものに関してはPT構成のみ記載
Fevzi Özkan選手
Edu選手
Demitri選手
PokeAlex選手
ドラパルト、ガオガエン、アイアント、セキタンザン、トリトドン、フシギバナ
MattieMoo選手
Damo選手
Derith96選手
マホイップ、ガオガエン、ラプラス、トゲキッス、ドリュウズ、エルフーン
Liliana選手
ドラパルト、ガオガエン、ラプラス、サーナイト、ナットレイ、サマヨール
今回の大会はeスポーツとしての『ポケモン』の可能性を見せてくれるものとなりました。ただし、問題がなかったわけではありません。とりわけ、『ポケモン』には公式に用意されているオンライン大会用の観戦モードが存在しません。今回のThe Champions CupではLAN対戦をエミュレートすることによって観戦と配信を可能にしていましたが、対戦環境はもちろん、この観戦モードも非常に不安定なものとなっており、大会中にも何回か回線トラブルや再試合などがありました。主催のaDrive氏は、これを機に任天堂が公式に観戦機能を導入してくれるよう、強く訴えかけています。
The Champion CupはそもそもCOVID-19の影響で中止となったPlay! Pokémon系列の大会の代わりとなるべく企画されたものですが、そもそも競技『ポケモン』シーンがPlay! Pokémonの大会に満足していないという側面も存在します。現状、eスポーツとしての『ポケモン』の盛り上がりは任天堂の予想を大きく上回るものだと言えるでしょう。aDrive氏は早ければ2、3週間後に新しいオンライン大会をホストする可能性があると述べており、今回のThe Champions Cupをきちんとしたツアーとして運営していく考えのようです。『ポケモン』の競技シーンからは今後も目が離せないでしょう。
(C)©The Pokémon Company ©Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
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