日本最大級の格闘ゲームイベント「EVO JAPAN 2020」結果まとめ

124日~26日にかけて幕張メッセにて開催された格闘ゲームイベント「EVOJAPAN 2020」。世界最大の格闘ゲーム大会・イベントである「EVO」運営より認められた日本での派生イベントとなっています。本記事ではそんなEVOJAPAN 2020のメイン種目の結果をまとめて掲載いたします。

EVO JAPAN 2020にて採用されたメイン種目は以下の通り。

  • BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE
  • サムライスピリッツ(2019)
  • SOUL CALIBUR VI
  • STREET FIGHTER V ARCADE EDITION
  • 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
  • 鉄拳7

全ての種目がダブルエリミネーションでのトーナメント形式となっています。

 

BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE 結果

優勝 kubo(雪泉、セト)

準優勝 Dora(千枝、ニュー、メルカヴァ、直斗、電光戦車など)

3位 えぬけーP(バティスタ、千枝)

4Noble(カーマイン、バティスタ)

5位タイ シゲ(オリエ、ワイス、イザヨイ)

5位タイ しろいとり(陽介、セト)

7位タイ 佐倉ゆっけ(足立、雪泉)

7位タイ ピザマヨ(ユズリハ、ヒルダ、クマ、ブレイク)

BBTAGではよしもとゲーミングのkubo選手が優勝。メタチームとして直斗メルカヴァを用意していたDora選手にブラケットのリセットを許すも、ルーザーズ落ちてからは冷静に対応をし優勝を決めました。メタを席巻していると思われていた真田と美鶴の2キャラがいないベスト8だったのは多くのプレイヤーにとっては驚きだったと思わます。また、ルーザーズでのNoble選手とDora選手の試合ではDora選手が電光戦車と千枝のチームを使用して勝利、大きな盛り上がりを見せました。

サムライスピリッツ(2019) 結果

優勝 gamera(色)

準優勝 エムジマ(閑丸)

3位 スコア(覇王丸)

4位 飛翔兎(閑丸、シャルロット)

5位タイ ベテル(十兵衛)

5位タイ あば男(閑丸)

7位タイ カツジ(十兵衛、王虎)

7位タイ テル(覇王丸)

サムライスピリッツのベスト8も全員日本人となり、優勝候補でもあった韓国のINFILTRATION選手を破ったgamera選手がそのまま一度も敗れることなく優勝を決めました。発売間もなく、「短距離走」のイメージが強かった本家EVOに比べて、ファイナリストの顔ぶれも大きく変化し、タイトルに対するやり込みが如実に現れた結果と言えるでしょう。

 

SOUL CALIBUR VI 結果

優勝 Bluegod(アズウェル)

準優勝 ゆっとと(ヴォルド、ザサラメール)

3linkorz(ゲラルト、ジークフリート)

4Shen Chan(セルバンテス、ティラ)

5位タイ Skyll(御剣)

5位タイ Kura(キリク)

7位タイ 邪神(ヒルダ)

7位タイ NOOBICYDE(アズウェル)

ソウルキャリバーのベスト8は様々な国籍が入り乱れることになりました。優勝したのはアメリカのBluegod選手。ゆっとと選手と邪神選手は日本、linkorz選手はアメリカ、Shen Chan選手はシンガポール、Skyll選手とNOOBICYDE選手はフランス、Kura選手は韓国の選手となっています。決勝のBluegod選手とゆっとと選手のカードはEVO 2019GFと同じカードとなっており、その時はゆっとと選手が勝利しています。今回のEVO JAPANでは、Bluegod選手が1年越しのリベンジを果たしたということになるでしょう。

 

STREET FIGHTER V ARCADE EDITION 結果

優勝 ナウマン(さくら)

準優勝 マゴ(キャミィ、かりん)

3sako(メナト、影)

4NuckleDuG、ミカ、キャミィ、ガイル)

5位タイ INFILTRATION(ジュリ、メナト、コーリン)

5位タイ 板ザン(ザンギエフ、アビゲイル)

7位タイ トラボ(バーディー)

7位タイ まちゃぼー(ネカリ)

『ストリートファイターVアーケードエディション』では若手の新星ナウマン選手がさくらを使用しての優勝。ベテランプレイヤーが非常に強い本タイトルでの若手のビッグタイトル獲得は非常に珍しく、新たな時代の幕開けを感じさせます。さくらという使用キャラも珍しく、世界中のさくらプレイヤーに勇気を与える結果となりました。ナウマン選手や、他の若手の今後の活躍にもさらなる期待が高まります。

 

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL 結果

優勝 しゅーとん(ピクミン&オリマー)

準優勝 コメ(シュルク)

3位 てぃー(パックマン)

4位 ぱせりまん(フォックス)

5位タイ ザクレイ(ロボット、ジョーカー、マリオ)

5位タイ ライト(ダックハント、バンジョー&カズーイ)

7位タイ KEN(ソニック)

7位タイ shky(ゼロスーツサムス)

『スマブラSP』部門では世界最強のピクミン&オリマー使いと言われるしゅーとん選手が優勝。最有力優勝候補であったザクレイ選手は5位タイに終わる結果となりました。『スマブラSP』は非常に競技人口が多く、EVOJAPANにおいてもその登録数は圧倒的。会場のスペースの都合上、3000人で登録が打ち切る必要があったほどでした。加えて、EVOJAPANは時期的に海外の大規模『スマッシュブラザーズ』大会であるGenesis7と日程が完全に被っており、海外からの参加者はほぼ皆無という状態でした。それでこの登録数ですから、今最も勢いのあるタイトルと言っても間違いないでしょう。日本人プレイヤーの活躍も目覚ましい『スマブラSP』からは目が離せません。

 

鉄拳7 結果

優勝 Book(リロイ)

準優勝 みきお(ジュリア)

3位 ノロマ(リロイ、スティーブ)

4Ulsan(一美、ボブ)

5位タイ 弦(リロイ、シャヒーン)

5位タイ チクリン(リロイ)

7位タイ 柾(リロイ)

7位タイ ゼウガル(リロイ)

鉄拳部門ではタイからきたBook選手が無敗の優勝。鉄拳の強豪国とされる韓国のプレイヤーが軒並み9位以下でフィニッシュ(Ulsan選手のみ4位)という、非常に独特の結果となりました。鉄拳7はアップデートによりゲームバランスが大きく変更され、特に非常に強力な追加キャラクターである「リロイ」の存在が注目されていました。実際ベスト86人がリロイを使用しており、あまりにも強すぎるとされるキャラであるため、リロイは会場ではほぼヒール扱い。準優勝のみきお選手はリロイを使っていなかったことから、GFでは完全に会場はみきお選手のホームグラウンドのような様子でした。結果としてはしっかりとした対策を組み上げていたBook選手が優勝しましたが、Book選手としてもヒール扱いは不服だった様子。ゲームバランスの改善を望むコメントを残しました。

(C)©EVO ©日清フーズ ©Nintendo ©CAPCOM

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